うつ病を放置するとどうなる?

うつ病になると病院へ行くのも難しくなる


風邪を引いたり、けがをしたときは「よし、病院へ行こう」となるものですが、うつ病になった場合はなかなかそうはいきません。病院へ行くためには、まず着替えて、最低限の身だしなみを整え、お金や保険証を用意してなどいろいろな準備が必要になりますが、うつ病の人はそういったことがなかなかできなくなるからです。
では、病院に行くのが難しいという理由でうつ病を放置した場合、どのようになるのでしょうか。まず、薬などを飲まなくても病状が好転する可能性はゼロではありません。なにかのきっかけで今の自分にとって素晴らしい人と知り合う、あるいはテレビを見ていて特定の俳優を好きになるといったことが積み重なり、気分が晴れて前向きになる可能性があるからです。

最終的にセルフネグレクトに


基本的にうつ病の患者に与えられる薬は気持ちをアップさせる効果があるので、薬とは別の手段で気持ちが上がるなら、それでも別にかまわないのです。
ただ、好転するばかりではなく、どんどん悪くなっていく可能性も十分あります。その結末としてありがちといえるのがセルフネグレクトでしょう。ひげを剃ったり、お風呂に入るといったことすらおっくうになり、食事を作るのが面倒なので菓子パン一個で済ませるなど生活全体が不摂生になっていき、最終的に若くして亡くなってしまうという心の病です。セルフネグレクトとは「自己放任」という意味で、自分自身、どうでもいいと思ってしまうのです。
ここまでいくと、社会復帰はかなり難しくなってしまうので、やはり可能であればできるだけうつ病の治療を行った方がいいでしょう。